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目からうろこ

2012.05.17.Thu
目から鱗、とかそんな悠長な事ではなく、自分の無知さ加減にびっくりした。
まぁ、毎度そんな事を言ってるわけですが。今回ばかりは、もう。

既に学校で習った事など忘却の彼方の歳でもあるんですけど、たぶんきっとこう習ったと思うんだ。
「ガンジーは偉大な人」とか「命をかけて自由の為に戦った英雄」とか。
習ったほかにも、世間にはこういう事で多くの人に認知されておりますわな。

これってもう、かなり情報操作されて教育されとるーーーーーー
  ぎゃーーぎゃーー怖いーーー怖いー

何事にも、「いろんな側面」というのがある。
なので、ガンジーの全てを否定するものではないが、片面だけをいいように宣伝されてる事を知ってしまったら
もう、盛大に逆に振り子は振れるっつー話しで。
特に彼を「英雄として」盲信するほど、彼の何を知ってるわけじゃなかったっていえばそうなんですけど、
だからこそ、「盲信してる人が多いから聞こえてくる評価がいい」というのを、そのまま知識にしちゃマズイんだなぁと。

で、なんで今ここでガンジー?って感じですけど。
今年に入って読んだ本から、順番に読み進んでいったらそーゆー事になったというだけなんですがね。

まず、今年の頭頃に偶然これを読んだわけです。


インドにはヒンドゥー教に基づくカースト制度っつーのが大昔からあって、おっそろしい差別が日常に存在してまして、
一応、一応ですけど「もう、そんな差別はないですよー」って事にはなってますけど、もちろんあるわけでして。
で、プーランって女性の「不可蝕民」であった為のすさまじい人生が書かれてるのがこの本なんだが、
ただ読んでると、うっかり「そんな時代もあったんだ」と思ってしまいそうなほど、
日本で生きるワタシにはどうにも想像を絶する内容。なんだけど、このプーランは1963年生まれ。
完全に日本で行ったら戦後生まれ。高度経済成長期とかっていってる頃かい!!!!!

もう、自分の生まれ育ってる環境を振り返るに、かけ離れすぎてて呆然としする。

そんな衝撃から、ちょっと待てと。「不可蝕民」って言葉をちゃんと知らんとイカンのではないかと思いまして、
読みました。ものっすごい本は少ないですけど。

1冊は1981年著作、もう1冊も1979年とちょっと以前のものではありますが、それでも確かに日本でいったら昭和も後半。ものすごい古い本じゃないわけで、これでヒンドゥー教、カースト制度、それを抱えるインド社会の問題をこれで概要を掴んだんですけど、そこに出てきたのが、「アンベードカル」という人。そして、「ガンジーへの疑問」。

こりゃ、今度は「アンベードカル」って人の事をちょっと知りたくなるじゃございませんか。
そこでこれを読んだわけですよ。


アンベードカルは「不可蝕民(カーストに属さない・アウトカースト)」の出身で、差別の前に屈する事無く政治の世界まで行き、「不可蝕民が人として生きる事」を「具体的に実現する」為に生きたと。理解と力がある一握りの支援者が居たのが救いとは言いますが、読んでるだけで気を失いそうな試練の連続ですよ。つか、もう、これだけの状況でそれでも前に進もうという意志の強さは、尋常じゃない人。

で、そのアンベードカルの前に、立ちふさがって、不可蝕民の開放のジャマをし続けたのが、
世間では「聖人」と言われているガンディーですよ。
3冊の本を読み終わって思う事は、「聖人って・・・ちょ・・・・それ・・・どういうつもり(呆)」ってのが正直なとこでしょうか。

ガンディーは「ヴァイシャ」カースト。明らかに「出」が違うので、不可蝕民として受ける屈辱など知らない。
いや、生活の中で、自分達カーストヒンドゥーが不可蝕民に何をしてきてるのかは知ってるはずだけど、
とても知ってたら言えないような提案をするのが、「偉大なガンディー」。
で、これですよ。「ハリジャン(神の子)」というカーストを与えてカースト制度に組みいれればいい、と。
カースト制度は必要ですと。えぇぇぇぇぇ????である。

家畜より劣る扱いの奴隷に名前を与えたら奴隷でなくなる、と思っている時点で、
もしもし、正気ですかーーーーーと。
そりゃぁ、アンタ達には必要でしょうねぇ、いろいろとーーーーーってヤツである。

ある意味確かに「理想を言う」聖人かもしれない。でも、「理想だけ」しか言ってないし、
むしろそれって「理想」でもない状態なのも事実。

更に、理想だけ言ってぼんやりしててくれれば、それはそれで害は無いんだが、
ガンディーは潰しにかかってくるし、またその方法が、結構エグイ!!!!

戦後昭和の政財界のどろどろ話とか結構好きでそーゆー類の本を読んでるので、
フツーならちょっと食いつきたくなるような内容だけど、
命をかけて命からがら生きてる人たちの為に戦ってる人相手にそれやっちゃうと思うとか、
「マハトマ」・・・・あはっ(遠い目) 

つか、ガンディーは宗教家であり政治家であったという事だけど、そもそも宗教家としてちょっとアレ(ワタシ基準)だけど、
逆に政治家としては、うまい事振舞ってきた人なんだなぁ、というのが感想。

ここでいう「政治家」は、他人にいい顔を見せ続けて、他人に評価をさせて自分をより良く見せる事ができ、
他人の為に何かをしている振りを全面に押し出し、実は自分の益をきちんと得る事を心が出来る人って事だが。


あぁ、完全にアンチ・ガンディーになってるよ、ワタシ(笑)

敢えてはりきってアンチになる必要はこれっぽちもないんで、
「びっくりする位に、営業が上手だった人」という程度で置いておこうと思うが、
学校で習った事や、偉人伝記みたいのだけで彼を信じてる人には、他の見方もあるよ、とぜひお勧めしたい。

そして、アンベードカルをもっと評価・・・・の対象として知るべき。

アンベードカルの実績が日本では知られて無さ過ぎる。よね?
良いも悪いも伝わってない。


まさか、「有名ですよー。知らなかったのはあなただけですよー(くすっ)」とかいう展開だったら驚くがな!
それならそれで、一向に構わない!!!

だって、ワタシは知らなかったものーーーーー。



あと、ヒンドゥー教とそれを信じる人たちの意識のありようは、たぶん一生理解は出来ないのは理解した。
宗教に何を求めるのか、という前提が既に違っているからな。求めるもんじゃないんだよな、きっと。
宗教が制度として機能するという複雑さ。
自分に置きかえた時に想像できる似た何か が無いもん。これ。

それに比べて、アンベードカルの主張は理解できるからなぁ。




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